トップリーガーの恋~おまえの心にトライする~
そんなナースステーションの前を見向きもせず去って行く湊斗。

目指すは、関係者入口の見える駐車場。

目立って迷惑を掛けたくない。
澪を待つドキドキを味わい待っている。

数人の看護師が帰って行くのが見えている。
澪の姿はまだない。
患者さん次第で遅くなる事もあるのだろう。

聞いていた時間から30分位経った頃、澪が出てきた。

慌てて車から降りて、
「本城さん!」と声を掛けると、

「!!」ビックリする澪。

「急にすみません」

「どうしたんですか?」

「どうしても本城さんとお話したくて。食事に付き合ってもらえませんか?」

湊斗の真剣な様子に断りづらい。
時間が合えばと言ったから、この時間にここに居るのだろう。

「…。はあ。じゃあ、食事だけ」

「ありがとう!」

コロコロ変わる湊斗の表情に、澪も少し気持ちが和んでいる。こんな気持ちになるのは初めてだ。


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