トップリーガーの恋~おまえの心にトライする~
このチャンスを活かしたい湊斗。

澪もまた、不思議な気持ちになっているのだった。普段なら、まずどんなに誘われても断る。
プライベートは、男性と出来るだけ関わりたくないのが本音だが、なぜか湊斗との会話は楽しく嫌じゃない自分がいる。

「この前は、練習を観に来てどうでしたか?祖父の事があって短時間でしたが」

「私、スポーツ全般見なくて、福田さんもラグビーも知らなかったんです。でも、練習場に行って観させてもらって、みなさんの熱気と迫力に感動しました」

「それは凄く励みになる感想です」

「同僚達もみんな福田さんの事を知っているのに、失礼ですよね。すみません」

「いえ。知らないのにこうして知り合えてお話できて光栄です」
寧ろ知ってて寄ってくる女性にはウンザリだと思う湊斗。

「それならいいんですが…。理桜ちゃんにもビックリされました」

「山口さんにも色々お世話になって。今日の本城さんの仕事の終わり時間も教えてもらいました。こちらから頼み込んだので山口さんには怒らないで下さいね」

「プッ。わかりました。頼み込んだって」
とクスクス笑う澪。オドオドする理桜が想像出来る。

< 85 / 154 >

この作品をシェア

pagetop