涙の果てにある未来

今日はボランティア部が来るということで、いつもは会わないメンツがいることで、なんとなく居心地が悪くて、皆から少し離れてボランティア部の考えてきたイベントをやっていると。


「ねね、名前は?」


と、少し屈んで妹野くんが声をかけてきた。


「えっ…?」


ニコリと微笑んでくる。緊張してしまう。


「…えっと、白羽慧桜、です」

「慧桜ちゃん?」


優しく微笑みながら、優しい落ち着く声で呼んできた。


「楽しんでもらえると嬉しいな」


そう言って、立ち上がる。


一目惚れ、かな。恋したことないから分からないけど。

だとしたら、初恋だった。


夏休みが終わり、なんとなく、妹野くんにまた会えないかな、と思ってしまった。


「森先生…」

「ん?」


国語の授業終わり、担当の先生に声をかけた。


「妹野くん…って、もう来ないの?」

「妹野くん?ああ、こないだのボランティア部の子か!また機会があればねー!声掛けてみるよ」


そう言われた。高校名忘れちゃったし、覚えてたとて行く勇気なんて無いし。行ったらさすがに迷惑だしストーカーだし。


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