涙の果てにある未来
12月。さくら学級に行こうとすると、お母さんに
「待ちなさい」
と言われる。
「え?」
「今日から行かせない」
「え、でも受験勉きょ…」
「は?高校なんて行かせるわけないでしょ?」
「え…」
お母さんがここまで酷いと思ってなかった。
「あんたに金使うなんて、金の無駄」
「そんな…」
「歯向かう気?」
私は涙目になる。
「また泣くし…」
お母さんは大きく溜め息をつく。
言うことを聞くしかなかった。
翼くんとも会えなくなるし、私の未来も絶たれ、絶望するしかなかった。
ただ布団の中の世界しか私には無かった。


