Déjàvu デジャヴ

ドーン…ドーン…ドーン…


上杉の彼女…?


「夢じゃないよね?」


ドキドキ…ドキドキ…



「夢かもね…」



ずっとドキドキしてる



「夢…?」




「だって折原
こんなかわいくなかったはず…」



「もぉ…
どーせ、かわいくないよ…」



「目閉じてみて…
目、開けたら夢かもよ」




そっと目を閉じた…



ドキドキ…ドキドキ…



上杉…





頬をつねられた



「もぉ!」




目を開けたら


笑顔の上杉がいた




「夢じゃなかったね
やっぱ、折原だった…」



「ひどーい!」



「よかった…
折原が、また笑ってくれて」



「うん
上杉が笑ってるから」




私の大好きな笑顔


私の大好きな人




ずっと

大好きだった人




ドーン…ドーン…ドーン…





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