【完】絶対に内緒のふたり暮らし♡1/2
「俺のせい……?」
その綺麗な瞳は戸惑いと恐怖の色で揺れていた。
「──そうだよ? また悪魔のせいで、犠牲者が出たね?」
男の子の肩に手を這わせ、うっとりとした声をもらす。
「……俺のせいじゃない……っ、俺のせいなんかじゃない……!」
城ヶ崎さんが耳元で囁いた途端、私の手をとっていた男の子の手が勢いよく離れた。
「よく覚えておいてね? あんたみたいな悪魔が、誰かを救えるわけがないんだからね」
男の子に冷たく吐き捨てると、私へと向き直った。
そして城ヶ崎さんは、満面の笑みを貼り付ける。
「また遊ぼうね。星七ちゃん」
ドンッ──と。
なんの迷いもなく、城ヶ崎さんは私の胸を両手で強く押した。