【完】絶対に内緒のふたり暮らし♡1/2


「隠し通すのはなかなか大変だったけどな」


「……そ、そうだよ。私の記憶が正しければ……ううん! 正しいはずだよ! 虹くんの瞳は真っ黒だった……よね?」


「さすがにお前と寝る時までコンタクトはしんどいから、お前が寝静まるのいつも待ってたんだけど?」


「……っ!? もしかして……前に、夜中に虹くんがベットにいなかったのって……」


「コンタクトしたまんま寝れねぇし?」


「……つまり、私が一緒だったから毎日毎日そんな手間をとらせてしまっていたってこと!?」



興奮気味に詰め寄る私を見た虹くんは、ぷっ……と小さく吹き出した。



「……っ、」



グリーンとブラウンの瞳がふわりと緩んで、私の胸が高鳴っていく。


……うん、やっぱり隠しちゃうのはもったいないよ、虹くん。

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