一匹狼くん、 拾いました。弐
あ、また葵のことばかりだ。俺の頭の中はいつだって葵のことでいっぱいで、本当に嫌になる。
「……なんでいないんだろ」
思わず呟いてしまった。
「はぁ」
仁が俺の髪を触ってきた。
「……仁?」
「……もう分かった。裏切り者にものに会いに行くか、ミカ。これ食べ終わったら」
「……え、いいの?」
仁が頭を撫でてくれた。
「ああ、いいよ。だってミカ、アイツと会わなくなってからずっとどっ上の空だもん、物足りなさそうな顔ばっかしてる。だから良いんだよ、ちゃんと会いに行こう」
「……っ、うん、ありがとう」
仁の顔を見て、俺はしっかり頷いた。
かき氷は食べるとかなり甘くて、口いっぱいにいちごミルクの甘さが広がった。
馬鹿みたいに青い青春がすべてなくなった時に来てくれたアイツの心は、いつまでも俺を離してくれない。
だから、裏切り者だろうと嘘つきだろうとあってしまいたくなる。
忘れられなくなってしまう。たとえそのせいで、ひどいことを言われる羽目になるとわかっているとしても。
「……なんでいないんだろ」
思わず呟いてしまった。
「はぁ」
仁が俺の髪を触ってきた。
「……仁?」
「……もう分かった。裏切り者にものに会いに行くか、ミカ。これ食べ終わったら」
「……え、いいの?」
仁が頭を撫でてくれた。
「ああ、いいよ。だってミカ、アイツと会わなくなってからずっとどっ上の空だもん、物足りなさそうな顔ばっかしてる。だから良いんだよ、ちゃんと会いに行こう」
「……っ、うん、ありがとう」
仁の顔を見て、俺はしっかり頷いた。
かき氷は食べるとかなり甘くて、口いっぱいにいちごミルクの甘さが広がった。
馬鹿みたいに青い青春がすべてなくなった時に来てくれたアイツの心は、いつまでも俺を離してくれない。
だから、裏切り者だろうと嘘つきだろうとあってしまいたくなる。
忘れられなくなってしまう。たとえそのせいで、ひどいことを言われる羽目になるとわかっているとしても。