何億もの星に想いをのせて。〜何度だってあなたを〜

「よ~し、ここでいいかな。」

私たちはよく星の見える場所でレジャーシートを敷く。

『・・・。』

さっきから春は黙ったまんま。

でも、もういい。

気にしない。

寝転ぼーっと。

私が寝転んだら春も寝転んだ。

少し距離を空けて...。

「・・・キレイ。」

寝転んだ瞬間、私の前には何億という星が・・・。

何億まではいかないか・・・。

でもキレイ。一つ一つがそれぞれ光っている。

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