直球すぎです、成瀬くん

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「おはよう柚」

「おはよう…!」



朝の通学路でいつものように百叶と待ち合わせをして学校へ向かいながら、私は妙な緊張感を覚えていた。



今日は、お昼にみんなを誘って、私の気持ちを話すと決めて家を出てきたから。



そんな私の少しの異変に気づいた百叶が、ふと心配そうに私の顔を覗き込んだ。


「…どうしたの柚、具合悪い?」

「えっ、あっ…ち、違くて…」



手のひらをぎゅっと強く握る。


頑張れ、私ーーー




「っあの、き、今日のお昼…!ひ、久しぶりに、まりなちゃんと玲可ちゃんと4人で食べない……っ?」



言った………!




「…うん、もちろん…!」


一瞬ほんの少し目を丸くした百叶は、すぐに柔らかい笑顔を浮かべて頷いた。



「よ、よかった……!2人のこと、私から声かけておくね…!」

「うん、わかった」


ありがとう、と付け加えて、百叶は楽しそうに笑った。





休憩時間に2人にも声をかけに行くと、2人とも快く応じてくれた。





ーーーキーンコーン…



授業の終わりを知らせるチャイムが鳴り、先生への挨拶を済ませると一気に賑やかになる教室。



私は目を閉じて、深く息を吐いた。



………よし、大丈夫。

成瀬くんだって、今のおまえならできるって言ってくれたもの………




「柚」


後ろから声をかけられ振り返る。


「…行こう…!」


立ち上がると、私は百叶と一緒にホールへ向かった。







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