直球すぎです、成瀬くん
「お待たせ…!」
向かうと、既にテーブルには2人の姿があった。
「んーん全然!てか柚から誘ってくれるの初じゃない?」
「だよね!?超嬉しいんだけど!」
久しぶりのこの感じに、私はものすごい安心感を覚えた。
……好きだなあ
私と百叶も椅子に座ると、お昼を広げながらまりなちゃんが口を開く。
「てか最近寒くない?」
「わかる。そろそろセーター着ようか迷う」
「ねえ聞いてよ、うちのクラス今度の体育、外でサッカーなんだけど」
「うっそ、外体育キツー…寒いのに…」
みんながお昼を食べながら楽しそうに話している中、私はお弁当に手をつけず、おかずとにらめっこしていた。
私も、話さなきゃ………今日、何のためにみんなを誘って集まってもらったの…………!
「……っあの…っ」
私が声をかけると、3人が一斉にこちらを見るのがわかった。
スカートの上で握り締めた自分の手を見つめたまま、続ける。
「…み、みんなに、話したいことがあります…」
心臓の音、ものすごく速くなってる………
「……え、何どうしたの?」
「ほんと、急に改まっちゃって」
「柚、何かあったの…?」
ひとつ、大きく深呼吸をした。
最後の息を吐き切ると、私はようやく3人の顔を見つめた。
「……私、みんなに嫌われるのが怖くて、今まで、みんなに合わせることに必死だった……。自分を出したら嫌われるんじゃないか、こんなこと言ったら迷惑にならないかとか……考えると、すごく怖くて………だからずっと、嫌われないように、いつも笑ってみんなに合わせることしかできなかった…」