直球すぎです、成瀬くん
あのお昼以来、少しずつ言いたいこと、思ったことを言葉にして伝えるように頑張っていたら、3人のおかげもあって、今ではほとんどどんなことも話せるようになっていた。
一度慣れてしまえば不思議と、ほとんど気にせず話せるようになっていて、笑うことも無意識になっていた。
…だだ、どこかにまだほんの少しの不安が残っている。変わった私はどんな風に見られてるのかなって、つい考えてしまうことがある。
こればっかりは、もう少し時間が必要なのかもしれないけれど……
「……でも、本当に大丈夫かな…実は嫌われてるとか…」
「あいつらに限ってそれはねーだろ。そんなん、おまえが1番わかってんだろ、大丈夫だって」
「そ、そうですよね…?ちゃんと話して受け止めてくれたから、大丈夫ですよね…!?」
「だから大丈夫だって、何回言わせんだよ。うぜえ」
「うっ…!?」
な、何だか久々に聞いた気がする、成瀬くんのキレキレの言葉…………
体の向きを変えて気怠そうに背もたれに背中を預けると、成瀬くんにしては珍しく、落ち着いた静かな口調で話し始めた。
「…おまえのこと嫌いなやつ、そうそういねーだろ」
「……え…」
「そーやって、気持ちわりーくらい周り見て、アホみてーに相手の気持ち考えて、その上でちゃんと自分の言いたいこと言えるようになった、今のおまえ、最強なんじゃねーの」
「っ成瀬くん、すごいです…!!」
思わず立ち上がった私に、成瀬くんは少し驚いたように体を捻った。