直球すぎです、成瀬くん
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「っあー!まじテストいらないーっ!」
そう言いながら、テーブルの上に伸びるまりなちゃん。
いよいよ試験の時期が近づき、またいつもの4人で勉強会をしている。
いつもは図書室でやっていたけれど、たまには外行ってみない?とまりなちゃんの提案で、駅の近くにあるドーナツチェーン店に向かった。
今までは、静かな空間で集中、って感じだったけれど、たまにはこういうのもいいなあ。
「百叶センセー質問でーす」
「…ん?どこ?」
テーブルに突っ伏したまま挙手したまりなちゃんに、百叶は自分の手を止めて視線を向けた。
「どーやったら彼氏できますか」
「え…」
思いがけない質問に、玲可ちゃんは思わず笑ってその背中を叩いた。私と百叶もつられて少し笑ってしまう。
「ねえ今年もクリスマス来ちゃうよ〜〜華のセブンティーンなのにひとりぼっちはイヤ〜〜」
駄々をこねたようにバタバタと腕を動かすまりなちゃんに、「まあまあ焦ることないよ」と宥める玲可ちゃん。
「え、待って、何で玲可そんな落ち着いてんの?」
「…え……」
玲可ちゃんの腕を取ったまりなちゃんは、取り調べをする刑事みたいな眼差しで、玲可ちゃんをじっと見つめる。
「…え、っと……」
目を泳がせながら、その耳は徐々に赤く染まった。
「……え、ガチ?まじで?うそ!え、待ってホントに!?」
「…………うん」
「っえー!うそ!えいつ?いつから!?」
「……今年の、夏くらい…」
「っえええええ!!?」
まりなちゃんからの怒涛の質問攻めにタジタジになりながらも、嬉し恥ずかしそうに答えた玲可ちゃん。