直球すぎです、成瀬くん



「よし!勉強は一旦置いといて、もうトコトン恋バナしよう!」

「…置いとくの?」

「置いとく!こうなったらみんなの聞きたいもん!」


さて、と私と百叶の顔を交互に見るまりなちゃんは、私と目が合うとニッと口角を上げて口を開いた。


「柚は?成瀬くんとどうなの?」

「…えっ…!?」

「だって仲良いよね!?成瀬くんそもそもあんまり人と喋ってるの見ないけど、柚とは結構話してるイメージある」

「だよね、クラスの男子とは本当に必要な時だけ話してるって感じだったし…宮城くんが果敢に話しかけに飛んでってるのもあしらってる感あったし…」

「ね!めげない宮城くん可愛いよね、わかる〜!」


その時の宮城くんの姿を想像したのか、まりなちゃんはうっとりと天井を見上げた。



「…で、どうなの?実はもう付き合ってたりとか…」

「な、ないよっ!何も!」


私は慌てて顔の前で両手を振った。


「え〜ほんとに?」

「うん」

「好きとか思ったこともないの?」

「ない……それに、好きってどういうのかわからなくて…」

「うそでしょ!?」


まりなちゃんは目を大きく見開いて、私の顔をぐいっと覗き込んだ。


「その人の言動に一喜一憂したり、目が合うだけでドキドキしたり、少しでも話せただけでその日1日ハッピーになったりすることない!?」




………ドキドキ……は、あった気がするけど、急に起こった事故?とか…聞き間違い…?に、びっくりしてそうなってるだけだと思ってたし、成瀬くんを好きかとか考えたこと……………





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