直球すぎです、成瀬くん





………あ、え、まさか、宮城くん………!?


ふと頭に、その名前が浮かんだ。

動物園に行った時、こっそり宮城くんから聞いたことを思い出した。

確か、百叶と2人きりになるの協力して欲しいって、言われた気がする………!





「……先輩、なんだけど、」

「………え、え!?どこの!?」

「…3年の……バレー部だった、朝井先輩…」

「え…!」


驚きで、思わず少し大きめな声が出てしまった。


最近、百叶と話している時にたまに名前が出ていたけれど……!



「……ここ最近になってから、よく連絡取ってるってだけで、ものすごく仲がいいってわけではないんだけど…」

「…けど…?」

「………は、話してると、な、何かいいなあって……」


どんどん語尾が小さくなっていく百叶に、私の頬も少し温度を上げたのがわかった。



「ちょっとちょっと可愛すぎなんだけど!百叶ちゃん!」

「百叶が照れてるの初めて見たかも!!」

「や、やめてよ、そういうんじゃないから…っ!」


必死で顔を隠そうと、私の背中に隠れる百叶。


ずっと一緒にいるけれど、百叶のこういう話ちゃんと聞くの初めてで………何だか嬉しい。



「えーでも先輩そろそろ受験でしょ?そんな時に連絡くれるのって、百叶のこと好きだからじゃないの!?」

「ち、違うよ、先輩優しいから…」

「えーそうかなあ、好きだと思うけどなあ」

「もっ、もうこの話終わりにしよう…!勉強…!再開しよう…!」



えー、と不満げなまりなちゃんを百叶が何とか宥めて勉強を再開したけれど、私の胸はきゅっとなって嬉しかった。


百叶もともとバレーが好きだし、先輩と自然と意気投合したのかな………!?





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