直球すぎです、成瀬くん
「…柚…」
その姿を見送りながら、隣の百叶がおずおずと口を開いた。
「大丈夫って言っちゃったけど……大丈夫?まだ、成瀬くんと話せてないんでしょ……?」
「う、うん……」
……明日は、何が何でも成瀬くんと話をしないと………せっかく宮城くんが準備してくれているパーティ、絶対に無駄にできない……
「……も、もし、万が一、難しそうだったら、言ってね…?何か理由つけて、宮城くんに代わってもらうことだってできるだろうし…」
「うん、ありがとう」
百叶からの深い優しさを力に、翌朝、私は意を決して成瀬くんにメッセージを打った。
【おはようございます!今日の放課後話したいので、物置に来てください。待ってます】
どうしてか少し震えた指を抑えながら、送信…
………来てくれなかったら、どうしよう…………そもそも、メッセージを読んでくれるかな………
色々な不安が込み上げてきた。
………でも、こんなところで弱気になっていられない。
もちろん不安は消えないけれど、成瀬くんが私にちゃんと向き合ってくれたのと同じように、次は私がちゃんと向き合いたい。
このまま話せなくなってしまうのは、やっぱり、どうしたって嫌だから…