直球すぎです、成瀬くん
「……クラスにいるやつ」
そっぽを向いて、ぽつりと話し始めた。
「…彼女いるやつ、彼女クラス違うけど、毎日、朝も帰りも一緒って聞いた…」
「……はい」
「……羨ましくなった」
「っ、!」
そう言うと、また腕の力を強めて顔を埋めた。
「あの、成瀬くん…」
それっきり黙ったままの成瀬くんに声をかける。
「…何」
成瀬くんは、不満そうに顔を上げた。
「……今日の帰り道、百叶に聞いてみるね」
そう伝えると、成瀬くんはよりいっそう不満げな顔になった。
あれ…思ってた反応と違う……
「…帰り道?」
「…え、あ、はい」
「それもう今日俺と帰る気ねーじゃん」
「え…あ……」
いつも帰りは百叶と一緒だから、頭が自動的に今日も百叶と帰るってイメージしてしまってた……!
「あ、や、違うんですごめんなさい!」
慌てて謝ると、成瀬くんはじとーっと私を見上げる。
「今日の放課後までに!…あ、いや、教室戻ったらすぐ!すぐ聞きます…!」
「……ほんとかよ」
「ほんとです!」
「…不安だな」
尚も表情が晴れない成瀬くん。どうしよう、何て伝えたら…………