恋語り
年上の彼

12月

それは、雪が降り積もりだんだん寒くなったクリスマスの次の日の夜メールが着た。
「香枝が好きだから付き合ってくれませんか?」


もう何回目の告白だろうか。兄として慕っていた人から言われた一言。

「私は確かにあなたの優しさが好き。でも…まだ忘れられない人がいるから付き合えない。」
悩み積もってそのメールに返信をした。

私の名前は田津間香枝。
年は16歳の高校一年生。
高校は一ヶ月前、クラスの嫌がらせや先生のセクハラにより辞めた。
そして、ママの働いている職場の男性と秋頃から連絡をとっていて恋愛相談や友達関係の相談にのってもらい私にとっては兄のような存在であり、恋愛感情は別として好きなだけ。
その忘れられない人とは…高校の同級生で悪系のグループに入っていて周りの女の子からはモテていた。彼女がいても、よく一緒に遊んでた人。私は向こうに彼女がいても関係なくして好きだった。キスもその人が初めてで独占したかった。
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