こじらせ社長のお気に入り
「君が流されるようなことはないって、ちゃんとわかっている。でも、俺がそうしたいんだ」

囁くように言われて、胸がじんわりと温かくなってくる。

やっぱりこの人、甘すぎる。

颯太君を連れて行くことで、ますます勇斗を傷付けかねない。けれど、はっきりしないままズルズルしたり、少しでも期待を持たせたりするのは嫌だ。

「一緒に、お願いします」

「ん」


マンションに着いて、別れ際に甘いキスをすると、颯太君は来た道を戻っていった。











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