こじらせ社長のお気に入り
「柚月。結婚しようか」
トクリと胸が高鳴って、しだいに視界がぼやけていく。
「柚月、ここ、流されて欲しいところ」
「な、流されたりしません!自分の意思でお返事します」
こぼれそうになる涙をグッと堪えて、そう言い切ると、深呼吸を一つした。
心を落ち着かせて、想いの全てが伝わるように、颯太君と目を合わす。
「颯太君は、私が孤独死なんかさせません」
一瞬キョトンとした後、颯太君が大笑いし出した。
「末永く、よろしくお願いします」
番外編 END


