こじらせ社長のお気に入り
「俺?何もしてないのに。瑞樹、お前笹川ちゃんに何かしたのか?」

「何を言ってるんですか?すべての原因は、あなたですよ。笹川さんは、仕事をしたくてこの会社に入ってくれたんです。言動には、十分に気を付けてください」

「えええ!?何に気をつけるっていうんだ?
ねえ、笹川ちゃん」

なんでそこで心底驚けるんだ?
この人、天然なの?
わざとなの?
お馬鹿なの?

「笹川さん。言いたいことが全部顔に出てますよ。ええ、そうです。たぶん、全部正解です。残念ながら」

「あっ、そうでしたか……」

「なに2人だけでわかり合ってるんだ?」

社長1人が、納得がいかない顔で喚いている。

「もういいので、仕事に戻ってください。この後にも、予定は詰まってるんですから」

不服そうにしていた社長だったけれど、副社長の絶対零度の睨みに負けたのか、すごすごと自分の部屋へ戻っていった。


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