こじらせ社長のお気に入り
「よし、笹川ちゃんからのあま〜い愛は、確かに受け取った。これで俺と笹川ちゃんは、相思相愛ってことだな」

「な、なんですか、その理論は……」

「それ以上は言ってくれるな、笹川ちゃん。これで俺は、この後も頑張れるんだから。余韻に浸らせてくれ」

「……頑張れるんでしたらそれに越したことはないので、とやかく言うことは一応やめておきますけど……」

「そうそう。相思相愛ね」

「やっぱり、そこだけは否定し……」

「だめだ。もう遅い。むしろ、そここそ訂正不可だ。よし、仕事をしよう」

お子様か!!
とても10歳以上年上の人には思えないんだけど……

私、この会社に入ったのって、本当に間違いじゃないよね?
不意に不安になってくる。

けれど……
仕事に戻った社長の目は、すごく真剣で……この姿だけは、尊敬できる。私も、ついていけるように頑張らないと。


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