クールな騎士団長は獣な本能を初夜に目覚めさせる
同じ島内に暮らしながらも、騎士らと顔を合わせる機会というのは、本当に少なかった。私たちは、午前は各々決められた作業配置に、午後は講義にと、決まったタイムスケジュールで動いている。騎士たちも同様に、午前、午後の時間に修繕作業を熟し、食事や休息は私たち修道女見習いとは別棟でとる。だから意図をもって会おうとしない限り、偶然彼らと行き合うことは、そうそうない。
そう、普通ならば「そうそうない」はずなのだが……。
何故か、私はライアンと初対面の日から連日で顔を合わせている。今日の勤労中にしてもそうだ。
私は、午前中の一幕に思いを馳せた――。
◇◇◇
今日の勤労作業で、私は薪運びの当番にあたっていた。薪運びというのは、いくつかある勤労作業の中で、もっとも厳しい当番のひとつ。裏庭の小屋から居住棟一階の浴室まで、入浴用の薪を移動させる重労働だ。
さらに通常はふたりで作業にあたるのだが、この日は一緒に当番になっていたドリーが腹痛で休んでしまった。急だったために当番の配置変更も間に合わず、私ひとりで熟さなければならなかった。
そう、普通ならば「そうそうない」はずなのだが……。
何故か、私はライアンと初対面の日から連日で顔を合わせている。今日の勤労中にしてもそうだ。
私は、午前中の一幕に思いを馳せた――。
◇◇◇
今日の勤労作業で、私は薪運びの当番にあたっていた。薪運びというのは、いくつかある勤労作業の中で、もっとも厳しい当番のひとつ。裏庭の小屋から居住棟一階の浴室まで、入浴用の薪を移動させる重労働だ。
さらに通常はふたりで作業にあたるのだが、この日は一緒に当番になっていたドリーが腹痛で休んでしまった。急だったために当番の配置変更も間に合わず、私ひとりで熟さなければならなかった。