クールな騎士団長は獣な本能を初夜に目覚めさせる
顔をクシャリと歪ませて、彼女が泣き笑いみたいに笑う。その自然体の笑みの美しさに、思わず目を細くした。
「よし! 俺たちの手で今年のブドウをもっと甘く、美味くしよう! 俺がいくらだって協力する。虫くらい、明日も明後日もどんどん取ってやるさ!」
「今年のブドウは、必ず過去最高の出来になります。だって、ライアンの愛情がいっぱいに詰まっているんですから!」
「そうか! それは収穫が今から楽しみだ」
彼女が俺の心に灯した柔らかな温もりは、虫取りを終えた後も一向に引く気配がなかった。
「ではライアン、今日は本当にありがとうございました」
「明日も、同じ時間に待っている」
「え!? 明日も手伝ってくださるんですか?」
「言ったろう? 『明日も明後日も俺がどんどん取ってやる』と」
「ありがとうございます。では、明日も明後日も同じ時間に約束しましょう」
ドクンと脈が跳ね、体が一気に熱を持った。
「あぁ、約束だ。また明日」
「はいっ!」
……きっと、彼女は知る由もないだろう。この『約束』が、こんなにも熱く俺の胸を高鳴らせていることを。
俺は、彼女の姿が完全に見えなくなってから、そっと踵を返した。
「よし! 俺たちの手で今年のブドウをもっと甘く、美味くしよう! 俺がいくらだって協力する。虫くらい、明日も明後日もどんどん取ってやるさ!」
「今年のブドウは、必ず過去最高の出来になります。だって、ライアンの愛情がいっぱいに詰まっているんですから!」
「そうか! それは収穫が今から楽しみだ」
彼女が俺の心に灯した柔らかな温もりは、虫取りを終えた後も一向に引く気配がなかった。
「ではライアン、今日は本当にありがとうございました」
「明日も、同じ時間に待っている」
「え!? 明日も手伝ってくださるんですか?」
「言ったろう? 『明日も明後日も俺がどんどん取ってやる』と」
「ありがとうございます。では、明日も明後日も同じ時間に約束しましょう」
ドクンと脈が跳ね、体が一気に熱を持った。
「あぁ、約束だ。また明日」
「はいっ!」
……きっと、彼女は知る由もないだろう。この『約束』が、こんなにも熱く俺の胸を高鳴らせていることを。
俺は、彼女の姿が完全に見えなくなってから、そっと踵を返した。