クールな騎士団長は獣な本能を初夜に目覚めさせる
「いまだ、我が耳が信じられません。……主よ、もしかすると私は、なにか悪い夢でも見ているのでしょうか」
修道院長は力なく宙をあおぐと、机に突くのと逆の手で、小さく十字を切った。
「院長先生、申し訳ありません! 信頼を裏切る真似をして、本当に申し訳ありませんでした……っ!」
マリアは弾かれたように床に膝を突き、修道院長のローブの裾に額を寄せて、謝罪の言葉を繰り返した。
俺も彼女の横でスッと片膝を落とすと、修道院長に向かって頭を垂れた。
「……マリア。本当にあなたが、ライアン・エルモンドに肌を許したというのですか? 信心深いあなたが、そのような行為に走るとは、私には到底思えないのです。よもや、あなたの意思に反し、無体を働かれたのではありませんか? 昨晩の真実を、私に教えてちょうだい」
修道院長が口にした『昨晩の真実』という台詞に、大きく心臓が跳ねる。
修道院長は力なく宙をあおぐと、机に突くのと逆の手で、小さく十字を切った。
「院長先生、申し訳ありません! 信頼を裏切る真似をして、本当に申し訳ありませんでした……っ!」
マリアは弾かれたように床に膝を突き、修道院長のローブの裾に額を寄せて、謝罪の言葉を繰り返した。
俺も彼女の横でスッと片膝を落とすと、修道院長に向かって頭を垂れた。
「……マリア。本当にあなたが、ライアン・エルモンドに肌を許したというのですか? 信心深いあなたが、そのような行為に走るとは、私には到底思えないのです。よもや、あなたの意思に反し、無体を働かれたのではありませんか? 昨晩の真実を、私に教えてちょうだい」
修道院長が口にした『昨晩の真実』という台詞に、大きく心臓が跳ねる。