一生ものの恋をあなたと
「……櫂人くん…ありがとう。」

「斎も美央ちゃんも心配してたから。
出来たら、ハネムーンから帰った時に、良い話聞かせてやってよ。

…じゃあ、俺はこれで。
明日はチェックアウトの時間、遅くても大丈夫だから、ゆっくりしていって。」

そう言って、爆睡する蓮を置いて帰ってしまった。






うーん。

コレ、どうしよう…

付き合ってた時は、まだ未成年だったから
お酒を呑みにいく機会もなかった。
どうやら、蓮はものすごくアルコールに弱いみたいだ。

どう考えても、まだまだ寝るよね。

さっきのジャグジー…入りたいし。
ドレスもそろそろ脱ぎたい。

よし。
コレはこのまま放っておこう。





そして私は、花びらの浮かぶジャグジーを
思いっきり堪能した。



< 140 / 207 >

この作品をシェア

pagetop