一生ものの恋をあなたと
「え⁉︎
じゃ、じゃあ…話、聞いてたのか?」

「…うん。」

マジか…
俺、今から説明するつもりだったのに。

…さっき俺、まともな事話してたよな?
酔ってたけど、ちゃんと言ってたよな⁇

「…蓮、マユミさんは…
一緒に留学したんじゃないの?」

「は?…え、真弓⁉︎
一緒に留学ってどう言う事?
留学は1人だよ。
そもそも、1対1の交換留学なんだから。」

「…そう…」

「愛、教えてほしい。
さっき、聞いてたんだよな?
俺、居酒屋で寝てた間に何があったのか知りたいんだ。
…頼む。」

俺はその場で思わず土下座した。
ここを乗り切らないと、
俺は…俺達は前に進めない。

「ちょっと!
やめて。顔を上げて。
話すから!
…ここに座って。」

そう言って、自分が座るベッドの端を指した。

俺は速攻で移動する。

「…私は、そのままを言うだけだから。」

「うん。
言って。
嫌かもしれないけど、その時のこと、
教えてほしい。」

「…蓮が旅立つ前日、蓮の番号から電話があったの………」







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