【紙コミックス①②巻発売中】鬼畜御曹司の甘く淫らな執愛

 興奮して我を忘れてしまって、その時の記憶が曖昧だった僕以上に、酒に酔っていた彼女。

 彼女の記憶は、僕にキスをしたことですら、はっきりとは思い出せないくらい曖昧なもののようで。

『侑李さんがあまりにも可愛いことを言ったりしたりするものですから、少々、やりすぎてしまったようです。すみませんでした。でも、本当に可愛らしかったですよ』
『////……そっ、そんなことしましたっけ? ぜっ……全然、憶えてませんけどっ』
『それは残念です。恋人になった侑李さんと僕との初めての記念すべき夜だったのですから、もう一度侑李さんから僕にキスをして思い出していただけませんか?』
『////……はっ!? なんで再現なんかしないといけないんですか? そんなことしなくても、ほんのちょっと記憶に残ってるから大丈夫ですっ』
『そうなのですか? それは良かったです。あぁ、それで、さっきから顔が赤く色づいているんですね? 照れている侑李さんもとても可愛らしいですねぇ。あんまり可愛いものですから、キスがしたくなりました。僕からなら、キスしてもいいですか?』
『////ばっ、ばばバッカじゃないのっ? そんなことより、誰かさんのせいで足腰立たないので、お水をいただきたいんですが』
『あぁ、それじゃぁ僕が飲ませて差し上げます』
『結構ですっ』
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