【紙コミックス①②巻発売中】鬼畜御曹司の甘く淫らな執愛
途端に、彼女の熱く蕩けきったナカに絡め取られ、なんともいえない甘美な快感に包み込まれてしまった僕の意識がフッと途絶えそうになった刹那、彼女の悲鳴のような嬌声が耳に飛び込んできた。
僕の腕の中で大袈裟なくらい身体を跳ね上がらせた彼女は、なんとか意識を手放さずに済んだようだ。
けれども、このなんともいえない甘美な快楽に気を抜いたら持っていかれそうで、動けずにいる僕と同じように、僕の身体に縋るようにしてしがみつてきた彼女。
心も身体も、もう、完全に、彼女に陥落してしまっている僕は、ただそれだけのことがどうしようもなく嬉しくて……。
ついついはしゃいでしまった僕は、彼女のナカがどんなに居心地がいいものかをイチイチ言って聞かせて、彼女にまで感想を訊きだしてしまっている始末。
きっと、彼女にとっては、迷惑極まりないことだったに違いない。
そんなのお構いなしで、はしゃいでしまっている僕は、自分の言葉に応えるような絶妙なタイミングで彼女のナカがキュンと締まったものだから、尚も彼女を言葉で攻め立てていて。
頭の片隅で、これ以上言ったら本当に怒らせてしまうかもしれない、ヤバいな、なんて思いつつもやめられないからしょうがない。