【紙コミックス①②巻発売中】鬼畜御曹司の甘く淫らな執愛

 それなのに……。

 彼女の口からは、とんでもないモノが飛び出してきたものだから。

『ムチャクチャに……して……ほしい』

 あんまり驚きすぎて、僕だけ取り残して、時間が止まったんじゃないかと思ったくらいだ。

 こうして、またまた彼女に煽られてしまった僕は、

『あーもー、侑李さんは本当にズルいですね? 僕をここまで煽ったんですから、お望み通り、ムチャクチャにして差し上げます。覚悟してください』

彼女のおねだり通りにするために、宣言したところまでは憶えてはいるのだが。

 ここから、次に彼女に、『激しくしてもっと』と、これまた耳を疑うようなおねだりをされるまでの記憶が、僕の頭からすっぽりと抜け落ちてしまっていた。

 それくらい興奮してしまってた僕は、彼女の豊かな柔らかな胸の谷間に顔を埋めて、一心不乱に何度も絶え間なく腰を打ち続けていたようだった。

 一体、どれほどのの時間が経っただろうか、彼女にとんでもないおねだりをされてしまい、驚きのあまり瞬時に我を取り戻した僕は、今日ほど身体を鍛えていて良かったと思ったことはなかった。
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