【タテスクコミック原作】鬼畜御曹司の甘く淫らな執愛

 それで、ここが鬼畜の自宅マンションの寝室のベッドの中だということを思い出し。それに伴い。

 一昨日、一千万の借金の所為で、『雇用契約』を交わした『雇用主』である鬼畜に、『恋人のフリ』を命じられた挙句、”恋人のフリをするための業務の一環”として、身体までいいように弄ばれてしまったこと。

 昨日は、”週末もここで一緒に過ごすよう”にという『業務命令』まで命じられたこと。
 
 その後も、容赦の欠片もないタフで絶倫な鬼畜によって、システムキッチンの上やなんともアクロバティックな体位で、散々いいように弄ばれ。

 最後には、何度もイカされた私がまたまた足腰が立たなくなって、鬼畜の腕の中でクタリとしているのをいいことに、バスルームまでお姫様抱っこで運ばれてしまい。

 これまたラグジュアリーな広くてオシャレなホテルのような、大きな窓まであるバスルームの泡《あぶく》に塗れたバスタブの中で、ホッと一息つく間もなく。

 私の身体を後ろから抱きかかえていた鬼畜のアレが、またまた大復活を遂げてしまうという、信じられないアクシデントに遭遇してしまった私が、驚いて、お尻に当たっているモノをどうにかしてもらおうと、背後の鬼畜の顔を振り返った刹那。

 そこでも鬼畜に、

『侑李さんの豊かで綺麗な胸が湯船に浮かんで揺らめいて、僕のことを惑わせるからです。侑李さんが責任をとってください』
『はっ!? ちょっと、冗談でしょーーあっ……やぁんッ!?』

無茶苦茶なことを言われてしまって。

 抗議しようにも、散々イカされてしまってるせいで。敏感になりすぎてしまっている私の身体は、意地悪な鬼畜にちょっと触れられただけで、すぐにふにゃってしまって。

 あっという間に、なんの抵抗もできなくなってしまっていた。
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