鬼畜御曹司の甘く淫らな執愛

 泣き出してしまいそうなのをぐっと堪えてベッドの上をぼんやり見つめ続けることしかできないでいる私のことを組み敷いている隼が、唐突にぎゅっと私の身体を包み込むようにして抱きしめてきて。

「変態なんて言ってすみません」

 私の機嫌をなんとかしてとろうと思っているのか、謝ってきた隼。

 ――今更そんなこと言ってきたって遅いんだから。もう許してあげない。

 頭ではそんなことを思っているのに……。

 謝っても横を向いただけで隼の方に視線を向けようとしない私の顔や首筋の至るところに甘やかなキスを降らせ始めた隼に、

「僕は、どんな侑李さんのことも好きですよ? だから、そんな泣きそうな顔しないでください」

降らせ続けるキスと同じような甘やかな声音で囁かれてしまえば、不思議と何もかも容認してもらえたような気がしてきて。安心感が半端ない。
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