鬼畜御曹司の甘く淫らな執愛
私の肩にそうっと触れてきて、長身を屈めて私と目線を合わせてきた隼の眼差しは、蕩けてしまいそうなほどに柔らかで優しくて。
「侑李、痛くないですか?」
そう言って気遣ってくれる隼の声音も、途轍もなく甘やかなモノだった。
目の前に居る隼との距離は、二、三十センチほどの距離なのに、自分の手で触れることができないからか、その僅かな距離がもどかしい。
「うん。全然痛くない。そんなことより速く触れて欲しい」
焦れた私はそう言って隼に強請っていて。
そうしたら隼は、甘いマスクを悩ましげに歪ませ、私の身体をベッドへと押し倒してそのまま身体の上にのしかかってきた。
ベッドに組み敷かれた私の身体は隼に強い力でぎゅうぎゅうと抱きすくめられて身動きがとれない状態だ。
けれどそんなことよりも隼の体温がすぐ傍で感じられてとっても幸せで。
「そうやって無自覚に煽らないでください。もう少しだけ、この幸せを噛みしめたいんですから」
同じことを言ってきた隼の言葉に胸がじんと熱くなる。
でもこんなことで泣いて、優しい隼のことだ。また中断しないとも限らない。