鬼畜御曹司の甘く淫らな執愛
隼との甘やかなキスがやがて唇から耳元へ、耳元から首筋へ、首筋から鎖骨へと、余すことなく、ゆっくりゆっくりと焦らすようにして、至るところを辿ってゆく。
そのたびに、隼の熱い吐息が鼓膜を震わせ、身体の芯と気持ちとが高められてゆく。
じわじわと高められてゆく私の僅かに開いた唇からは、なんとも艶やっぽい甘やかな吐息が零れて、隼の息づかいとが交わって、宵闇に溶けいるようにあとかたなく消えてゆく。
ーーこのまま隼と溶け合ってずうっと一つになれたなら、どんなに幸せだろう。
そうしたらこの命が続く限りは、隼とずっとずっと寄り添い合うことができるのに。
そんなことを頭の片隅で思っているうちにも、隼の優しくも甘やかで意地悪な口づけは、休むことなく私の柔肌をじっくりと味わうように辿っていて。
いつしか着物の帯は解かれていて、襟元も大胆にはだけられている。
気づいた時には、もうすでに着物の生地が肩の曲線をゆっくりと滑り落ちていた。
途端に外気に晒された胸の膨らみが弾むように揺らめく様が蒼白い月明かりに照らし出されていて。
「侑李さん、とっても綺麗ですよ」
「////……ッ!?」
その一部始終をほうっと悩ましげに息を呑んで囁きを落とした、隼の欲情に濡れたなんとも色っぽい瞳に捉えられているのが、なんとも恥ずかしい。
けれども蒼白い月明かりのせいか、圧倒的イロカを纏った隼の、欲情の熱を宿した熱い眼差しで射止められれば、魂ごと囚われたように私は身じろぎさえもできないでいる。
その代わりに、それらの羞恥が作用して下腹部の奥がキュンと切なく疼いて、身体もその先の甘やかな快感を期待するようにゾクゾクと粟立ってゆく。
それらを待ち受けてでもいたかのような絶妙なタイミングで、隼の左右の掌がそれぞれの膨らみを捉えると、飢えた獣のように、胸の先端へと荒々しく一心不乱にむしゃぶりついてきた。
どうやら今までずいぶんと我慢していたようだから、辛うじて保たれていた理性も余裕さえも、すっかり手放してしまっているようだ。
そんな微塵の理性も余裕も感じられない隼の様子にいいようのない愛おしさが込み上げる。
「……あっ、やあぁんッ!? あんっ、はぁッ、んんぅ」
たちまち私の半開きになった唇からは、短い悲鳴のような嬌声が飛び出して、立て続けに甘ったるい嬌声が絶え間なく零れ始めた。
隼の柔らかな唇と滾るように熱い舌とが淫らに官能的に蠢くたびに、なんとも甘やかな快感に追い詰められて。
いつしか自分の背中に回された隼の腕の中で、狂ったように淫らに身体をくねらすことしかできずにいた。