鬼畜御曹司の甘く淫らな執愛
先生に結城君と同じようにしばらく様子を見た方がいいと言われていた私は、ベッドに横になったものの、隣のベッドに結城君が居ると思うとなんだか落ち着かなくて、寝ることなんてできずにいた。
横になってすぐは、開け放たれた窓から見える青い空に浮かんだ白い雲が風に流されている様をぼんやりと眺めていたのだけれど。
隣のベッドに横になった結城君と若い女の先生とが何やら楽しそうに話していた所為で、色んなことが耳に流れ込んできて。
別に興味もないし、聞きたくもないというのに、結城君がサッカー部に入っていることや、それでケガをしたりすることがよくあり、保健室にはよく来ることなど。結城君の情報を知ることになってしまった。
そして、結城君がちょっとお調子者だということも分かった。
お姫様抱っこなんてされちゃってたものだから、顔なんてあまりよくは見ていなかったけど、結構整ってたような気がする。
それだけでも充分モテるだろうと思うのに、女子がキュンとなるようなことを平然とやってのけるし。
オマケに、女子に人気のあるサッカー部で、明るくて、ちょっとお調子者で人懐っこいとくれば、女子にモテない筈がない。
やっぱりかなりのモテ男子のようだ。きっと、女っタラシに違いない。
そんなことをひとり考えあぐねながらぼんやりと窓の外を眺めていた私は、いつしか転寝をしてしまってたようだった。
きっと、短時間の間で色んなことがあった所為で疲れてしまっていたのだろう。