【紙コミックス①②巻発売中】鬼畜御曹司の甘く淫らな執愛
それに合わせるようにして、私の髪を掴んでいた鬼畜の手は、耳朶や項、首筋というように、意識蕩けるのに伴い、徐々にくたりと力が抜けてゆく身体の至るところを優しく辿り始めた。
そうして、とうとう辿り着いた胸の膨らみをやわやわと優しいタッチで揉みしだきながら、柔らかな肌の感触を味わうようにして、巧みに解し始めた。
もう、それだけで、落ち着きを取り戻しそうになっていた筈の最奥が切ないくらいにキュンと疼いて。
すっかり熱を取り戻してしまったらしい秘所から溢れた雫がジュンと滲み出るような感触がして。
それが恥ずかしくて堪らなくて、無意識に両足をすり合わせているところへ、それを阻止するかのように、鬼畜の意地悪な手が内腿を撫で上げていて。
「――ひゃんッ!?」
気づいた時には、もう、恥ずかしいくらいに潤みきった秘所へと、鬼畜の長い指がおさめられていたのだった。
鬼畜は、わざとらしく、夥しい水音を立てながら、緩急つけて、巧みにリズミカルに下腹部の奥を絶え間なく刺激され。
たちまち、甘すぎる強烈な刺激に襲われてしまった私の身体には、例えるなら、と言っても実際にはそんな経験なんてないから定かじゃないが、強烈な電流でも流されてしまったかのように、ビクンッと身体を仰け反らせた状態で、大袈裟なくらいに跳ね上がらせていた。