【紙コミックス①②巻発売中】鬼畜御曹司の甘く淫らな執愛

 宣言通り、鬼畜は十二分に時間をかけてたっぷりと、熱く蠢く舌では咥内を、意地悪な手では胸と充分に潤みきっている秘所を。

 これでもかというくらいに解し終えた鬼畜は、散々喘がされて、息も絶え絶えの私がすっかり放心してしまっているのをいいことに。

 一体、いつの間に、こんなことになってしまっているのか、さっぱり分からないのだけれど……。

 今まさに、容赦ない鬼畜によって、恥ずかしいくらいに潤んでしまっているのだろう足の間に、あろうことか顔を埋められようとしている真っ最中だ。

 私の涙で微かにぼやけた視界の中には、鬼畜が秘所に唇を寄せるその様が、まるでスローモーションのように映し出されていて。

 けれども、今の私には、もう鬼畜を非難するような気力も、阻止するような気力さえもないから、悔しいけれどどうすることもできないでいる。

 そんな屈辱的な状況に追い込まれてしまっている私の視界には……。

 口角を片方だけ吊り上げた、あのニヤリとした厭らしい微笑をチラつかせた鬼畜が、秘所にチュッと、わざと派手なリップ音を響かせながら口づけてきた、なんとも恥ずかしくて、直視できないような卑猥な画が映し出されたものだから堪らない。
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