【紙コミックス①②巻発売中】鬼畜御曹司の甘く淫らな執愛
「はぁ……はぁ――ひぃッ!?」
容赦ない鬼畜の絶え間ない攻め立てのお陰で、散々喘がされて放心しているところで、鬼畜の激しかった指の動きが一瞬緩んで、ホッと一息つく間もなく。
荒い呼吸を繰り返していた私は、驚愕のあまり、頓狂な声を放った衝撃で、鼓動が跳ね上がって、危うく心臓までが止まりそうになったくらいだ。
だって、こういうことは経験済みだったとはいえ、元カレも年上と言ってもお互い大学生だったし、至ってノーマルなセックスしかしたことがなかったものだから、ビックリ仰天だ。
まさか、好きでもなんでもない鬼畜なんかに、そんなところに顔を埋められることになろうとは、当然夢にも思っていなかったし。
鬼畜のお陰で、すっかり放心してしまっていた所為で、自分がどういう状況に置かれているのかも、ちゃんと把握できていなかったのだけれど。
あまりのショックにハッとするに至った私が、一体全体どんな状況なのかと、よくよく見れば……。
どこまでも意地の悪い容赦ない鬼畜の手によって、暴れたり逃げたりできないようにするためか。
私の両足は、お腹にくっつけるようにして、押し開かれた膝を曲げた体勢で、お尻ごと高く押し上げられていた。
しかも、ベッドから浮き上がった腰の隙間には、容赦ない鬼畜の膝が入り込んでしまっている所為で、身動きなんて取りたくても取れないどころか、暴かれてしまっている秘所が自分でも丸見え状態だ。