【紙コミックス①②巻発売中】鬼畜御曹司の甘く淫らな執愛

 さっきから、私の動向を相変わらずあのニヤリとした厭らしい表情に加えて、あの冷たい眼差しで冷ややかに見下ろしていた鬼畜に、

「そのうえ、『雇用主』である僕から逃げようなんて、『業務違反』も甚だしい。よって、今からたっぷりとお仕置きをさせていただきます。な~に心配には及びません。怖がっているような余裕も、恥ずかしいなんて思うような余裕も、全部、奪って差し上げますから」

これ以上にないってくらいの威圧感半端ない揺るぎのない低くて冷ややかな声音で、言い渡された直後。

 私が何かを返すよりも先に、容赦の欠片もない鬼畜によって、恥ずかしいくらいに潤って淫らに艶めく秘所に、いきなり喰らいつくようにしてむしゃぶりつかれてしまっていた。

「――ひゃあんッ!?」

 途端に、少し前にイカされて敏感になってしまってる所為で、強烈な快感に襲われた私は、悲鳴のような喘ぎ声を放っていて。

 鬼畜が窄めた冷たい唇で弱い箇所を吸い上げるたびに、私の悲鳴のような嬌声と卑猥な水音とが、だだっ広い寝室のなかに絶え間なく響き渡ってゆく。

 どうやら、この期に及んでどこまでも往生際の悪い私は、鬼畜から逃れられないばかりか、鬼畜のヤル気と加虐心を最大限に引き出してしまうことになってしまったらしい。
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