【紙コミックス①②巻発売中】鬼畜御曹司の甘く淫らな執愛
余計にカチンときてしまった私が、こういうやり取りでことごとく痛い目に遭ってきたというのに、凝りもせず、放った言葉は、
「なにワケ分かんないこと言ってんのよ? バッカじゃな――」
案の定、口角を片方だけ吊り上げた、あの腹の立つくらいにニヤケた厭らしい表情を満面に綻ばせた鬼畜の口から飛び出してきた、
「侑李さんの身体はこんなにも従順で可愛らしいのに、侑李さんは本当に聞き分けがありませんねぇ?」
この、なにやらたっぷりと含みを持たせた言葉によって邪魔された上に、なにやら嫌な予感がして。
「……なっ……何よ?」
身の危険を感じた私が、鬼畜に負けじと声を出すも、こんな有り様では勝ち目なんてないのは目に見えている所為で、負け犬の遠吠えにもなりゃしない。
だからと言って、このまま何の抵抗もせずに、鬼畜のいいようにされるのもまっぴらごめんだし。
なんとかして鬼畜の魔の手から逃れようと、拘束されていない両手を使ってなんとか身を捩ろうとした刹那。