となりの零。ZERO

〜出会い〜

〜 零side 〜

入学式が終わり,教室が発表された。私は
1-Sだった。黒板に座席表が貼っており、私は真ん中の列の1番前の席だった。席につき,担任から学校のことやこれからの授業についての説明があった。

担任によると…

この白桜高等学校は入試の結果でクラスが決まっているらしく,頭の良いクラスから,
S.A.B.C.D.E.F.と7クラスあるらしい…。
教室に来るまでに校舎や生徒の様子を見てきたが,校舎は最近建て替えたらしく,すごく綺麗だった。白で統一された校舎に,広い中庭と校庭がある。また,女子生徒男子生徒ともに関係なく生徒全体の8割いや多分9割が不良だ。でも,礼節はそこそこ重んじている事が見て分かった。

ぼっーとしていると担任の会話がそれとなく終わった。その後自己紹介をし,教科書だけ配られ解散となった。
私は港が迎えに来るまで,寝て待つことにした。イヤホンをさして、顔を伏せた。
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