愛というものより~由実ちゃんと昌くん~
舌先でチロチロと唇を舐められると自然と口を開けてしまい簡単に私の口内に入り込んできた。
私ってチョロいなぁ。
しかも昌くんキスが上手い。私は彼に応えるだけで必死だった。

私は昌くんの両肩に手を乗せるとぐいっと体を離した。驚いてる彼を少し睨むと、

「ムカつく。」

って言うと私からかぶり付くようにキスをする。
昌くんは鼻で笑うと、腰から服の中に手を入れ、背筋をなぞるように上へなぞっていく。
もう、私はそれだけで気持ち良くて声が漏れる。
心臓はこれでもかと言うほど速く打ち、呼吸が乱れ始めた。
酔っているからなのか、頭はクラクラする。
やっぱりドキドキしてる時にお酒を一気に飲むのは良くない。

それから手際良く服を脱がされながらベッドへ移動し組み敷かれる。

「ねぇ、ちょっと手際良すぎじゃない?」

「それ誉められてんの?」

「ムカついてんの。本当に誰でも良かったのかぁ…」

「ハハッ、お前可愛いよ。だから少し黙って。」

最後の方は耳元で囁かれて耳を縁取るように舐めあげられる。手は這うように身体をなぞり、もう刺激に慣れてない私はそんな一つ一つに大きく反応してしまう…
散々身体中弄りたおされ、いざ挿入のときに

「ゴムある?」

しまった…久しく彼氏なんかいない私がそんなもの家に置いてない…

「…ない。」

「まじか…おれも1個しか持ってねーよ。」

ってか持ってるのがすごい…私の上から降りて脱いだ自分の服の中のを探りはじめた。
背中を見ても筋肉はすごくて手を伸ばして触ってしまった。
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