東堂副社長の、厳しすぎる初恋 +7/18
野呂とも決別できた。彼は直接部長の下で仕事をすることになり、叶星はまたワコさんと一緒に仕事をすることになったのである。


――さすが一流企業、ちゃんとしてるじゃん。

上から目線でそんなことを思い、パクリと鰻を頬張る。


「美味しいぃ」

ジタバタしたくなるほどの美味しさと相まって、叶星の頬は否が応でも綻んでくる。


――副社長、ごちそうさまでーす。


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