東堂副社長の、厳しすぎる初恋 +7/18
叶星は、ああ、これで終わりだと思っていた。
会議の内容が今回の件ならば、自分は弁解の機会も与えられず雇用契約を途中で切られるのだろう。
会議室に呼ばれないのはそういうことだと思っていたし、不貞腐れてもいた。
どうせ最初から長くいるつもりはなかったし、なんの未練もない。
でも、身に覚えのないミスで『ヒムロス』に迷惑をかけることになるのは辛かった。氷室専務になんてお詫びしたらいいのかと考えると、悲しいし悔しい。
それだけを思っていた。
ところが、会議室から顔を出した広報部長に呼ばれて会議室に入ると、いきなり礼を言われたのである。
おまけに契約の延長の話までされた。
いきなり断るのは憚れたので『ありがとうございます。考えてみます』と、叶星はうやむやに答えたが、やっぱりうれしかった。
評価されてうれしくない人間などいないだろう。
仕事をはじめて本当によかったと心から思った。
会議の内容が今回の件ならば、自分は弁解の機会も与えられず雇用契約を途中で切られるのだろう。
会議室に呼ばれないのはそういうことだと思っていたし、不貞腐れてもいた。
どうせ最初から長くいるつもりはなかったし、なんの未練もない。
でも、身に覚えのないミスで『ヒムロス』に迷惑をかけることになるのは辛かった。氷室専務になんてお詫びしたらいいのかと考えると、悲しいし悔しい。
それだけを思っていた。
ところが、会議室から顔を出した広報部長に呼ばれて会議室に入ると、いきなり礼を言われたのである。
おまけに契約の延長の話までされた。
いきなり断るのは憚れたので『ありがとうございます。考えてみます』と、叶星はうやむやに答えたが、やっぱりうれしかった。
評価されてうれしくない人間などいないだろう。
仕事をはじめて本当によかったと心から思った。