東堂副社長の、厳しすぎる初恋 +7/18
桃花は可愛い系の美人なので普通にモテる。普通にモテるのだから、桃花がスペックの高い男性に積極的になってしまうのもわかる。

可愛いし、仕事には誠実だし。そんな彼女が、誘っただけで一方的に傷つけられていいはずがないのだ。

「ま、いいんだけどね。もう会わないだろうし。そのあとバーテンの友達に聞いたら初めて来た客だっていうし、あの店にももう来ないだろうしね」

フッとため息をついて、桃花はコーヒーに口をつけた。

「ただちょっと人間不信になっちゃった」

「そんな奴、滅多にいないって」

そんな男がその辺にいてたまるか。
憤懣やるせない思いで、叶星もゴクゴクと冷めたコーヒーを飲みほした。

怒りながらも食は進んでいたらしい。
気がつけば二人ともパスタは食べ終わっていて、片付けられた皿の代わりに置かれたのは、表面がこんがりとキャラメリゼされたブリュレとジェラートが乗ったデザートプレート。

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