東堂副社長の、厳しすぎる初恋 +7/18


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そして迎えた、土曜日のパーティ。

叶星と一緒に会場に入った仁は、早速叶星のもとにスタッフが駆け寄ってきたのを見届けて奥へ進んだ。

パーティでは、参加者が退屈しないようになにかしらのショーがある。
顔なじみのスタッフが気に掛けるだろうし、時々気にかけて置けば大丈夫だろう。

「はーい、仁」
次々と声をかけてくる女友達と軽く話をしながら更に奥に進み、壁際にいる警備員に声を掛ける。

「お疲れ」
「お疲れさまです」

仁は『ヒムロス』以外にも警備会社の役員もしている。
今日のパーティは単に参加するだけでなく仕事絡みでの色が強かった。

ふいに「仁」と呼ばれて振り返ると、そこにいたのは東堂大毅だった。
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