溺愛しすぎじゃないですか?~御曹司の初恋~
大輝の発言を聞き固まった二人。
「いや、でもね。李子はまだ学生だしね。」
お泊りは許せても同棲となると別もんなのか、親の気持ちって複雑だね。
「ちょうど俺も引っ越しをかんがえてまして―――」
大輝は高校時代の元カノに私と一緒にいる時に偶然会って、しかもその彼女が半分ストーカー気味で駅前で自分の事をよく探している事を伝えた。
「この間も李子が来てくれる時に駅前にいて大変だったんです。彼女が一目見ただけの李子の事を覚えているか分かりません。でも李子一人の時に何かあったらと思うと心配で。今はまだ家を知られていませんがいつ知られるかもわかりませんし。俺も李子が傍にいてくれれば安心だし。」
大輝の話が終わっても何も言葉を発しない二人。
どうしたものかと悩んでいるのは見てわかる。
「沙代里はどう思う?俺は十年以上見てきた李子ちゃんを我が子のように思ってるから、男と同棲するってだけで反対!って言いたいけど。風間君も李子ちゃんの事、本当に大事なんだって見てたら分かるし。」
「内藤さん・・・。」
「あっ、ごめんね。李子ちゃんにとってお父さんは一人なのに、勝手に父親気分になって。」
慌てて父親って言ってしまった事を謝る内藤さん。
「ありがと心配してくれて。内藤さんは私にとっても、もう一人のお父さんだよ。」
そう伝えると内藤さんの目から涙が零れ落ちた。
「風間君、李子の事ちゃんと守れる?私と約束出来る?」
「はい!」
「もし李子が泣いて帰ってきたら許さないわよ?」
「喧嘩して泣かせることは・・・あるかもしれないですけど、一生離すつもりはありません!」
母も賛成してくれて同棲する事が決定した?
へっ?私の意見は?
まだ大輝に返事してないんですけど?
まあ答えは『YES』だからいいけど・・・。
「いや、でもね。李子はまだ学生だしね。」
お泊りは許せても同棲となると別もんなのか、親の気持ちって複雑だね。
「ちょうど俺も引っ越しをかんがえてまして―――」
大輝は高校時代の元カノに私と一緒にいる時に偶然会って、しかもその彼女が半分ストーカー気味で駅前で自分の事をよく探している事を伝えた。
「この間も李子が来てくれる時に駅前にいて大変だったんです。彼女が一目見ただけの李子の事を覚えているか分かりません。でも李子一人の時に何かあったらと思うと心配で。今はまだ家を知られていませんがいつ知られるかもわかりませんし。俺も李子が傍にいてくれれば安心だし。」
大輝の話が終わっても何も言葉を発しない二人。
どうしたものかと悩んでいるのは見てわかる。
「沙代里はどう思う?俺は十年以上見てきた李子ちゃんを我が子のように思ってるから、男と同棲するってだけで反対!って言いたいけど。風間君も李子ちゃんの事、本当に大事なんだって見てたら分かるし。」
「内藤さん・・・。」
「あっ、ごめんね。李子ちゃんにとってお父さんは一人なのに、勝手に父親気分になって。」
慌てて父親って言ってしまった事を謝る内藤さん。
「ありがと心配してくれて。内藤さんは私にとっても、もう一人のお父さんだよ。」
そう伝えると内藤さんの目から涙が零れ落ちた。
「風間君、李子の事ちゃんと守れる?私と約束出来る?」
「はい!」
「もし李子が泣いて帰ってきたら許さないわよ?」
「喧嘩して泣かせることは・・・あるかもしれないですけど、一生離すつもりはありません!」
母も賛成してくれて同棲する事が決定した?
へっ?私の意見は?
まだ大輝に返事してないんですけど?
まあ答えは『YES』だからいいけど・・・。