大切な人達よ
「いい加減に諦めなさいよ~どう頑張ったって梓にはどうせ口で勝てないんだからよ~」


「ああん?んなわけねぇだろ、俺様は梓より喧嘩も口もセック、ぐふぉぉ、、、」


ゲシッゲシッ「なに言おうとしてたのよ!」

「いてっ、いてぇよ!」


「喧嘩も口喧嘩もまけてるし」


「ああん?春てめぇ、言わせておけば好き勝手言いやがって!天使の顔した悪魔が!」


「うるさ、少し静かにしてよね、尻敷かれ王子」

「別に梓に尻敷かれた覚えはねぇよ!!マセガキ!」

「ちょっと、気持ち悪いから近寄らないでくれる、チェリーチャン」

おいおい、いきなり下ネタ出しやがった!

あ、こりゃ澪華に聞かれたんじゃね?春終わったな、

って、さりげなく後ろから澪華の耳を押さえてんじゃねぇ!まじで抜かりねぇな!
そんないつまでも続くかのようなバチバチの口喧嘩を

パンパンッ「二人とも落ち着きなさい」


またまた澪華が手を叩いて止めてくれた


危なかったぜ、俺春の事をメチャメチャにしちゃうところだったぜ


「何言ってんのさ、恭哉が滅茶滅茶されるんだよ?」

お得意の春、ニコニコスマイル


だけど可愛いなんて思ったら命取り

コイツは悪魔だからな?


っていうか、なんで俺のときは“めちゃめちゃ”を

カタカナにして春が言ったら漢字にすんだよ!


俺の方がバカみたいじゃねぇか!


「バカじゃないの?そんなこと言ってるからいつまでも梓っちに尻敷かれるんだよ?馬鹿で短気で女に尻敷かれた惨め恭哉くん?」


“あっ、後チェリーチャンだっけ?”

ニコニコと笑顔で下ネタと毒をはく春、


こんなのをこの学校の春ファンクラブのやつが見たら

ショックで倒れるかもな?


俺も既に春の毒はきでショック通り越して

泣きそうだけど
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