壊れる世界と不死身の子
第3話〝悪魔〟
振り解いた勢いで、肩から血が床に飛び散る。
「大丈夫?」
「痛っ。」
「治してあげようか?」
「は?」
何言ってんだこいつ。
「大丈夫?痛い?どこで怪我したの?痛そうだね。痛いよね?」
次々と聞いくる男にイラついて
「うるさい!!ちょっと黙っとけ!」
と大声でそう言った緋色。
「ひどいなー、心配しているんだよ。しかも、そんな大声で喋ったら、気づかれちゃうよ。」
「は?気づかれるってなっ‥‥。」
ゴッ
グルッ
バタンっ
緋色が行きなり倒れる。
あれ?体が痺れて‥‥動かな‥‥‥い。
「ちょっとフィー、緋色に手を出さないでよ。」
「‥‥‥」
「何?やきもち焼いてるの?」
「違う。」
倒れた緋色の後ろで誰かが喋っている。
ダメだ、口が痺れて声が出せない。
体も痺れて動かせない。
倒れた拍子に床に思いっきり当たった肩から血が出てきて床が真っ赤に染まる。
「このままじゃ、大量出血で死んじゃうよね?」
笑顔でそういう男。
「死にます、俺があれやりましょうか。」
アレってなんだ?
「いや、僕がやるよ。」
嬉しそうに笑う男。
何笑ってんだ?それにこっちに近づいてくる。
「そんなに睨まないでよ。それと、後で文句を言わないでね。」
「‥‥‥‥は?」
グッ
両肩を掴まれて起こされる。
痛い。
「な‥‥‥に‥‥す‥る。」
少し笑顔で見つめてくる。
「最初は痛いかも‥‥、でも大丈夫だから。後は気持ちいいよ。」
カプッ
「うっ!」
ビクンッ
男が緋色の傷口にかぶりつく。
どうやら、傷口を舐めているようだ。
なんでこいつ舐めてんだ。
でも、なんか痛みが消えていって、感覚も‥‥どんどんなくなっていっ‥‥ふわふわし‥‥
スッ
パチッ
目を覚ます。
いつの間にか寝ていたんだ‥‥、じゃああれは夢なのか?
全て、夢だったんだ。
「よかった。全部夢だったんだな。」
そう言って、起き上がる緋色。
「夢じゃなーいよ。」
「わぁっ!」
起き上がって、目の前にあの男の顔が‥‥夢じゃなかった。
「お前!傷口舐めやがって!悪化したら‥‥どうす‥‥あれ?」
肩を触っても痛くない。
「傷口がない?!」
「僕が舐めて治してあげたんだよ。」
「舐めて‥‥治し?は?」
「僕、人間じゃないし、僕たち魔界の者たちの唾液には治癒能力があるからね。上位の者だけだけど。」
ニコニコと話し始める男。
「じゃあ‥‥ここはどこなんだよ。」
不安なことが顔に現れながらもそう聞いた。
「ここは、魔界。」
「魔界‥‥てことは、やっぱりお前‥‥悪魔か‥。」
そう、この世界の3種族、それは人間と悪魔と天使だ。
悪魔は魔界に天使は天界にある。
これは、人間の知識での常識。
そして、さっき悪魔が人間界に攻めてきた。
戦争が始まったのか‥‥。
わからない。
「そっか、人間は魔界の者のことを全員悪魔って言うんだね。確かに魔界には、悪魔が1番多いけど、種族も色々あるんだよ。ちなみに僕はヴァンパイア。」
「ヴァンパイア、吸血鬼か‥‥。」
なぜ、こいつは俺をここに連れてきた。
俺は殺されるのか。
「大丈夫‥‥緋色は殺さないし、殺させやしないよ。」
俺の考えを見透かしたような顔でそう言ってきた。
振り解いた勢いで、肩から血が床に飛び散る。
「大丈夫?」
「痛っ。」
「治してあげようか?」
「は?」
何言ってんだこいつ。
「大丈夫?痛い?どこで怪我したの?痛そうだね。痛いよね?」
次々と聞いくる男にイラついて
「うるさい!!ちょっと黙っとけ!」
と大声でそう言った緋色。
「ひどいなー、心配しているんだよ。しかも、そんな大声で喋ったら、気づかれちゃうよ。」
「は?気づかれるってなっ‥‥。」
ゴッ
グルッ
バタンっ
緋色が行きなり倒れる。
あれ?体が痺れて‥‥動かな‥‥‥い。
「ちょっとフィー、緋色に手を出さないでよ。」
「‥‥‥」
「何?やきもち焼いてるの?」
「違う。」
倒れた緋色の後ろで誰かが喋っている。
ダメだ、口が痺れて声が出せない。
体も痺れて動かせない。
倒れた拍子に床に思いっきり当たった肩から血が出てきて床が真っ赤に染まる。
「このままじゃ、大量出血で死んじゃうよね?」
笑顔でそういう男。
「死にます、俺があれやりましょうか。」
アレってなんだ?
「いや、僕がやるよ。」
嬉しそうに笑う男。
何笑ってんだ?それにこっちに近づいてくる。
「そんなに睨まないでよ。それと、後で文句を言わないでね。」
「‥‥‥‥は?」
グッ
両肩を掴まれて起こされる。
痛い。
「な‥‥‥に‥‥す‥る。」
少し笑顔で見つめてくる。
「最初は痛いかも‥‥、でも大丈夫だから。後は気持ちいいよ。」
カプッ
「うっ!」
ビクンッ
男が緋色の傷口にかぶりつく。
どうやら、傷口を舐めているようだ。
なんでこいつ舐めてんだ。
でも、なんか痛みが消えていって、感覚も‥‥どんどんなくなっていっ‥‥ふわふわし‥‥
スッ
パチッ
目を覚ます。
いつの間にか寝ていたんだ‥‥、じゃああれは夢なのか?
全て、夢だったんだ。
「よかった。全部夢だったんだな。」
そう言って、起き上がる緋色。
「夢じゃなーいよ。」
「わぁっ!」
起き上がって、目の前にあの男の顔が‥‥夢じゃなかった。
「お前!傷口舐めやがって!悪化したら‥‥どうす‥‥あれ?」
肩を触っても痛くない。
「傷口がない?!」
「僕が舐めて治してあげたんだよ。」
「舐めて‥‥治し?は?」
「僕、人間じゃないし、僕たち魔界の者たちの唾液には治癒能力があるからね。上位の者だけだけど。」
ニコニコと話し始める男。
「じゃあ‥‥ここはどこなんだよ。」
不安なことが顔に現れながらもそう聞いた。
「ここは、魔界。」
「魔界‥‥てことは、やっぱりお前‥‥悪魔か‥。」
そう、この世界の3種族、それは人間と悪魔と天使だ。
悪魔は魔界に天使は天界にある。
これは、人間の知識での常識。
そして、さっき悪魔が人間界に攻めてきた。
戦争が始まったのか‥‥。
わからない。
「そっか、人間は魔界の者のことを全員悪魔って言うんだね。確かに魔界には、悪魔が1番多いけど、種族も色々あるんだよ。ちなみに僕はヴァンパイア。」
「ヴァンパイア、吸血鬼か‥‥。」
なぜ、こいつは俺をここに連れてきた。
俺は殺されるのか。
「大丈夫‥‥緋色は殺さないし、殺させやしないよ。」
俺の考えを見透かしたような顔でそう言ってきた。