壊れる世界と不死身の子
第7話〝セトの団員〟
家へ帰る。
「お帰り緋色!」
セトがそう言って、緋色に抱きつこうとした。
スッ
それを避ける。
「散歩は、どうだったの?」
「‥‥2人にたぶん人間だって気づかれた。」
「ふーん、まぁ、大丈夫なんじゃない?」
興味なさそうにセトがそう言う。
はっとして、フィーとの話を思い出した。
「て言うか、お前名前あるじゃん。」
「え?なんの話?どういこと?」
セトが困惑していると
「いや、ある人(フィー)がセトのことをリカールって言ってたぞ。」
「‥‥‥‥。」
「どうした?」
「ん?何が?なんでもないよ。」
ニコッ
あれ?なんかこの笑顔、黒いな。
セトの様子がおかしい。
「熱でもあるのか?」
そう言って緋色がセトの額に手を当てる。
「‥っ!」
「熱はないと思うけど。」
そう言って緋色がセトを見つめる。
「‥っ!、!」
なんか反応おかしいんだよな。顔赤いし‥‥熱か?でも額は別に特別熱くはないし。
「あの‥‥手をどけてもらってもいいですか。」
「あっあぁ、いいけど。なんで敬語なんだよ。」
なんか、調子狂うなぁ。
それから、数分たった‥‥。
気まずくなって話すことがなくなり、痺れを切らしたセトがこう言った。
「緋色には、悪魔のことを知っといてもらうね。」
「‥あぁ‥わかった。」
真剣な顔でセトがそう言うから緋色も真剣に答える。
暇だし、聞くか。
「悪魔には、平民、戦闘員、団員、団長、最高司令官の5つの位があるんだ。まず平民、これは1番多いよ。平民は、人間で言う一般人みたいな感じのやつら。
次に戦闘員、これは団員に入れない奴や、入らない奴らがいるところ。戦う用事や戦争とかの時にランダムでその時だけ他の団に入るんだ。
次に団員、これは年に2回ある試験で戦闘員が合格したらなれるやつだね。団員は、12個の団のどこかに希望して入るんだよ。団員にも細かい位があるから、それは長くなるから今度話すね。
次に団長、これは団員をまとめる人たちのこと。団は12個あって、団長は12人いるよ。一団に1人っていう計算だね。団長にも順位があって、これは年に1回の団長同士がやり合う祭りで順位が毎年変わるんだ。まぁ、今頃は固定されて来たけどね。
最後に最高司令官、この最高司令官は4人いる。最高司令官はこの魔界の全てを取り仕切るもので、誰もあの人たちには逆らえないよ。
まぁ、簡単な説明は以上で終わりだよ。」
長々とセトが話し終わる。
そういえば、さっき会ったあの2人‥‥フィーとティールは、どこらへんの位なんだろうか。
「っで、セトはどの位なんだよ。」
「僕?僕は、団長だよ。」
「団長の中での順位は?」
「最下位だよ。一番下。」
笑顔でそういうセト。
「最下位‥‥お前がかよ。」
セトは相当強い‥‥なのに、最下位。
「セトの団員って、何人いるんだ?」
「僕の団員は、ちゃんと数えたことはないけど、20000人ぐらいかな。」
「20000人?!多くないか?」
「そうでもないよ、他の段は100000人以上は、いるか‥‥‥ら。」
セトがニヤニヤとしながらこっちを見る。
「なっなんだよ。」
「僕のこと、そんなに知りたいの?」
「っ?!ちげーよ!」
「恥ずかしがっちゃってー」
「うるせー!」
ぎーんごーん
大きな鐘の音がした。
「なっなに?!」
「あっ、そろそろ帰ってくるよ。」
「は?誰が?」
そう緋色があった瞬間
ガチャ
扉が開いた。
家へ帰る。
「お帰り緋色!」
セトがそう言って、緋色に抱きつこうとした。
スッ
それを避ける。
「散歩は、どうだったの?」
「‥‥2人にたぶん人間だって気づかれた。」
「ふーん、まぁ、大丈夫なんじゃない?」
興味なさそうにセトがそう言う。
はっとして、フィーとの話を思い出した。
「て言うか、お前名前あるじゃん。」
「え?なんの話?どういこと?」
セトが困惑していると
「いや、ある人(フィー)がセトのことをリカールって言ってたぞ。」
「‥‥‥‥。」
「どうした?」
「ん?何が?なんでもないよ。」
ニコッ
あれ?なんかこの笑顔、黒いな。
セトの様子がおかしい。
「熱でもあるのか?」
そう言って緋色がセトの額に手を当てる。
「‥っ!」
「熱はないと思うけど。」
そう言って緋色がセトを見つめる。
「‥っ!、!」
なんか反応おかしいんだよな。顔赤いし‥‥熱か?でも額は別に特別熱くはないし。
「あの‥‥手をどけてもらってもいいですか。」
「あっあぁ、いいけど。なんで敬語なんだよ。」
なんか、調子狂うなぁ。
それから、数分たった‥‥。
気まずくなって話すことがなくなり、痺れを切らしたセトがこう言った。
「緋色には、悪魔のことを知っといてもらうね。」
「‥あぁ‥わかった。」
真剣な顔でセトがそう言うから緋色も真剣に答える。
暇だし、聞くか。
「悪魔には、平民、戦闘員、団員、団長、最高司令官の5つの位があるんだ。まず平民、これは1番多いよ。平民は、人間で言う一般人みたいな感じのやつら。
次に戦闘員、これは団員に入れない奴や、入らない奴らがいるところ。戦う用事や戦争とかの時にランダムでその時だけ他の団に入るんだ。
次に団員、これは年に2回ある試験で戦闘員が合格したらなれるやつだね。団員は、12個の団のどこかに希望して入るんだよ。団員にも細かい位があるから、それは長くなるから今度話すね。
次に団長、これは団員をまとめる人たちのこと。団は12個あって、団長は12人いるよ。一団に1人っていう計算だね。団長にも順位があって、これは年に1回の団長同士がやり合う祭りで順位が毎年変わるんだ。まぁ、今頃は固定されて来たけどね。
最後に最高司令官、この最高司令官は4人いる。最高司令官はこの魔界の全てを取り仕切るもので、誰もあの人たちには逆らえないよ。
まぁ、簡単な説明は以上で終わりだよ。」
長々とセトが話し終わる。
そういえば、さっき会ったあの2人‥‥フィーとティールは、どこらへんの位なんだろうか。
「っで、セトはどの位なんだよ。」
「僕?僕は、団長だよ。」
「団長の中での順位は?」
「最下位だよ。一番下。」
笑顔でそういうセト。
「最下位‥‥お前がかよ。」
セトは相当強い‥‥なのに、最下位。
「セトの団員って、何人いるんだ?」
「僕の団員は、ちゃんと数えたことはないけど、20000人ぐらいかな。」
「20000人?!多くないか?」
「そうでもないよ、他の段は100000人以上は、いるか‥‥‥ら。」
セトがニヤニヤとしながらこっちを見る。
「なっなんだよ。」
「僕のこと、そんなに知りたいの?」
「っ?!ちげーよ!」
「恥ずかしがっちゃってー」
「うるせー!」
ぎーんごーん
大きな鐘の音がした。
「なっなに?!」
「あっ、そろそろ帰ってくるよ。」
「は?誰が?」
そう緋色があった瞬間
ガチャ
扉が開いた。